2009年7月25日土曜日

ニューヨークのベストクロワッサン探し

マンハッタンの近所(Midtown West)には、有名なベーカリーがいくつかあるので、どこのCroissanが一番美味しいのか、ある休日の朝に買い回って比較してみました。
比較したのは、Bouchon Bakery, Petrossian Boutique, Amy's Bread, Boulangerie Cognacの4店。

プレーンのクロワッサンの美味しかった順番は、群を抜いて1位Petrossian、あとは僅差で2位Amy's、3位 Bouchon Bakery、4位 Cognacとなりました。

それぞれの特徴は以下の通りです。
1位.Petrossian
Croissant $2.75, 79g
Chocolat $3.00, 77g



こちらのクロワッサンは、バターの香り、フレーキーな生地、表面パリパリで中がしっとりの焼き加減、焼き色、などバランスが抜群で、圧倒的な1位という結論に達しました。
強いて言うと、若干バターが多めで食後に重た目であるかもしれません。








2位 Amy's Bread
Croissant $2.75, 66g
Chocolat $3.00, 77g

こちらのは、形があまり良くなく、表面があまりパリパリしておらず、若干パン的なテキスチャーのある感じがするのですが、織り込みの回数が多いのか、テクスチャーが繊細で美味しいと思います。
飽きない感じの、若干アメリカンなクロワッサンという感じ。サンドイッチを作るのにも良いと思います。







3位 Bouchon Bakery
Croissant $2.75, 90g
Chocolat $2.95, 78g

こちらのサンドイッチやデザートは素晴らしいので期待していたのですが、味は淡白です。
特徴は非常に大きいこと、崩れにくいこと、非常にプレーンなだけに、クロワッサンでサンドイッチを作るなら、こちらのものが一番良いのではないかと思います。








4位 Boulangerie Cognac
Croissant $1.95, 78g
Chocolat $2.25, 75g

特徴はまず安いこと。若干、とがりめの小麦粉の香りが強いのですが、食感は良く、良く出来ているので、コストパフォーマンスは一番良いと言えます。
硬めなのでサンドイッチには向かないでしょう。(湿気ない限り)







お店の場所です。

View Croissant in a larger map

2009年7月21日火曜日

Hallo Berlinの本格ドイツ系ソーセージ


Hallo Berlinはリアル店舗もありますが、ここでご紹介するのは、54丁目と5番街の北西コーナーのカート(移動スタンド)です。
ドイツ出身の方が本格ソーセージを売っているのですが、本格度合いと値段も別次元です。単品の場合は1本がドイツ系のロールに入って出てきます(4~10ドル)。別途、ジャーマン・ポテトをサイドで注文することも出来ますが、結構な量があります。セットメニューは、ソーセージを1、2本と野菜、ポテト、ロールが盛られて来ますが、ソーセージは細かくカットされます。7.5ドルのFreakin' Dealというソーセージ2本+ポテト+野菜+パンのセットなど、10種類くらいの品揃えです。一味違う本格ソーセージやポテト(ホットソースやパプリカでピリ辛)の力強さと、合間にかじるロールの淡白さのコントラストが素晴らしいと思います。

写真は10番のチーズ入りのWurstです($10)。これだけは単品でもポテトと野菜をてんこ盛りにしてくれるので、大食漢でなければ、お昼はこれで十分と思います。

注意!会社から近いので、気候が良く行列の長さを見て並んでいますが、実はこれを書いている2週間前の2009年7月以降、姿が見えません。時々休んでいるのでしょうか。(ドイツ人は平均4週間夏休みを取るそうで)これをご覧になって行って見て、お休みなら申し訳ありません。
2009/8/4更新 いつもの場所に復帰していました!Freekin' Deal($7.5)をお昼に。25分待ちでした。

至福度:95点
混雑度:20~30分(ランチ時)
公式HP:Hallo Berlin

2009年7月20日月曜日

GarminのGPSにGoogle My Mapを一括登録する方法

Google Mapから1件1件GPSに目的地を送信することは出来るものの、自分が作成したMy Mapのポイントは不便なことに送信することが出来ません。
どうすれば一気にGPSに転送できるのか調べてまとめてみました。

1.北米版Garmin GPSも地図を買い足せば、ヨーロッパでも使える。
車も持っていないのに、借りるより安いし便利と薦められ買ってみた北米仕様のGarminのGPSですが、City Navigator Europeを買うと、ヨーロッパでも使えるようになります。(評判、使用記はAmazon.comで読めます。)
容量が大きいので、本体ではなく別なSD(Micro SD)カードにインストールします。
GarminのHPでも買えますが、Amazon.comやGoogle.com(英語版)のShoppingで割引で探すことも可能です。Garmin以外のサイトで買う場合は、最新版を買うように注意して下さい。

2.Google MapにMy Mapを作成する。
ヨーロッパのドライブ旅行は良いのですが、スペイン、ポルトガルの街中は、日本のように道も狭く、駐車が大変だと疲れてしまうので、Webで駐車事情を情報収集の上、極力大きな駐車場を登録しておくことにしました。
そうすることで、目的地も検索しなくても「お気に入り」から選べば良くなります。
今回登録したMy Map

より大きな地図で Spain/Portugal2009 を表示

3.Google Mapからはプラグインを入れれば1件1件簡単にGPSにもポイントを送信出来るのですが、My MapからはGPSに送信することが出来ないので、次のサイトを利用します。
TakeItWithMe
 ・まず、Google My Mapの「リンク」を押して出てくるURLをコピー、
 ・次に、そのURLをTakeitwithme.comの左上の空欄にペースト、
 ・そして、「Loan MyMap」を押します。
 ・あとは、直接GPSに転送することも出来ますし(要プラグイン)、GPXファイルを保存することも出来るので、GPXファイルをUSB接続したGPSのGarmin下のgpxフォルダに保存すれば自動的に認識します。
(本体メモリでも、SDカード上のGarmin下gpxフォルダでも、どちらもでOK)

4.念のためお気に入りから検索し、地図表示させてみて下さい。
Google Mapと同じ位置に描画されているはずです。

日本人がアメリカで、行った事もないヨーロッパの場所をピンポイントで記録して、簡単に到達出来るようになるとは、便利な世の中になりました。

2009年7月19日日曜日

Gray's Papayaのホットドッグ


アッパーウェストのAve AmsterdamとBroadwayが交差する、72丁目にある黄色が目立つホットドッグスタンド。

力をいれると小さくなってしまいそうなフワフワのロールに、細めのビーフソーセージ。更に野菜とホットソースを無料で追加できます。
時々食べたくなるのは何故でしょうか?街を歩いて空いた小腹をこれで満たせれば、満足間違いありません。

単品注文も可能ですが、お勧めなのはスペシャルセットで、2ドッグ+ドリンクで4.45(税込み!)です。今はRecession Special(不景気スペシャル)と名づけられていますが、前から何かのスペシャルで$1引きでこの値段なのです。

注文すると、何を乗せるか聞かれるのですが、こだわりがなければ、"Everything on it, please"と言えば、たまねぎ?キャベツ?(確かめるのを忘れました)とホットソースが掛かって出てきます。

セットの飲み物はカウンター越しのアルミタンクの4,5種類から選べますが、Papaya drinkはメロンをベースにした飲み物とあり、控えめの甘さがホットドッグに合うように思います。ただし、100%パイナップルか100%オレンジは追加料金が掛かります。

ネットで調べたところ、マンハッタンで時々見かけるPapaya Kingから暖簾分けして出来たお店のようです。

なお、斜め向かいには、Hugh Grant主演のMusic and Lyrics(邦題:ラブソングができるまで)でHugh Grant扮する元アイドル歌手が住むマンションがあります。(ただし、映画の中では朝食にすぐそこと、なぜか遠い18丁目のCity Bakeryが登場)

至福度:90点
混雑度:5~10分(食事時以外)
公式HP:なし

2009年6月22日月曜日

Shake Shackのバーガー、チーズポテト(フライ)


フラット・アイロンが見下ろすマディソン・スクエア・パーク(23rd & 5th Ave)に、バーガーやシェークのスタンド、Shake Shackがあります。
NYのランキングのバーガーは結構食べましたが(※)、レストランのバーガーを除いたファーストフードでは、ここが一番満足度が高いのでご紹介します。

バーガーは肉の質も良いし、バンズがポテトを織り込んだみずみずしくモチモチのパンで、手に持った時から美味しそうです。

また、ここのポテトは、波打った形状に切られ、良く揚がっていて、冷めてもサクサク感があります。さらにとろけたチーズをかけたチーズ・フライ(3.5ドル)が美味しいのでお勧めです。

天気の良い公園での、バーガーとチーズ・フライは最高です。
ほぼ通年行列がすごいのが残念。
なお、アッパーウェストの77丁目コロンバス(8 Ave)に店舗型の店と、元シェイ・スタジアムの現シティー・フィールドにもお店があります。

至福度:95点
混雑度:30~80分(行列覚悟)
公式HP:Shack Shack

(※)ここでご紹介しなかったファーストフード・バーガーショップ例:Burger Joint(56th bet 7&8 Ave, Dumont Burger(Brooklyn), Five Guys, Goodburger, 他全国チェーン系

Zabar'sのサーモン+H&Hのベーグル


アッパーウェスト(80th & Broadway)にあるNY老舗のグルメスーパーZabar'sには、入店するとチーズ、さまざまな惣菜、生パスタ、パンが並んでいます。2Fには豊富なキッチン用具売り場もあります。そうした中でお勧めなのが、量り売りのスモーク・サーモンです。
偶然80thのとなりにベーグルの名店H&Hもあるため、我々はZabar'sでサーモンを買い、H&Hでベーグルを買って、Zabar's併設のCafeか、少し歩いた公園で、自宅から持って行くクリームチーズとケーパー等を挟んで食べています。
サーモンは1ポンド24ドルくらいですが、1/4ポンドで5スライス。割り切れないので、二人分4スライス頼んで6ドル弱くらい。
H&Hのベーグルはベーグルにしては高い(1.6ドル)ですが、美味しいと思います。二つに割るプラスチックのナイフはここでもらえます。
クリームチーズなどは持っていかなくてもZabar'sでも入手可能ですし、H&Hでも1人用が65セントで売っています(パックのサーモンも一応ありますが、H&Hで買う意味はありません)。サーモンの脂っこさ、塩加減が素晴らしく、淡泊なベーグルの自然な香りと非常にマッチしたNY人気の2店を掛け合わせた極上のサーモンベーグルの完成です。
(1人分ベーグル+サーモンで約5ドル)

至福度:100点
混雑度:5~10分(Zabar's)、1分(H&H Bagel)
公式HP:Zaber's HP
公式HP:H&H Bagels HP

2009年6月5日金曜日

Pinkberry, Red Mangoのフローズン・ヨーグルト

どちらも韓国系の企業だそうですが、店内は白を基調にしたモダンなデザインで、ピンクベリーはAlessiのデザイン雑貨が置かれています。

2店のベーシックなメニューの味比べると、Pinkberryの方が酸味があり、Red Mangoはやや乳製品的な香りが残っています。
個人的に病み付き度はPinkberryが上と思います。なので、以下はPinkberryの話。

メニューは、オリジナル、ザクロ、抹茶の3種類あり、サイズが、S、M、Lの3つ。ザクロは去年なかったので、入れ替わりもあるようです。
これに、トッピングを乗せるのがパターンです(プレーンでも買えます)。
トッピングは、フルーツ系と菓子系とありますが、お勧めはフルーツ、中でもイチゴとの相性は抜群と思います。
残念ながら、季節や仕入れのばらつきがあるのですが、フレッシュで甘いイチゴに当たった時はまさに至福!

オーダーの仕方は、最近はフローズンヨーグルトの味とサイズを注文し名前を言うと、順番が来たら名前を呼ばれ、トッピングを指定するようになりました。

トッピング例
フルーツ:イチゴ、マンゴー、キウィ、パイナップル、ブルーベリー、ブラックベリー、チェリーなどがあります。
菓子系:削りチョコ、シリアル、ナッツ類

子供の頃にカルピスが大好きでしたが、甘さと微妙な酸味により、飲み終わっても、またもう1杯飲みたくなる。そんな感じでしょうか。食べ終わっても、もう一口食べたくなる絶妙な味です。

ただ、Sで税込6ドル、Lでも10ドル程度ですが、デザートにしては、値段が若干高い気もします。Lを二人で分けると経済的ですが、トッピングが若干寂しいかも。

至福度:90点
混雑度:0~5分
公式HP:Pinkberry

2009年6月4日木曜日

おしゃれなグルメデリDishes

昼にやけに大勢並んでいる人気店です。
韓国系が多いマンハッタンのデリですが、ここは内装にもこだわり、おしゃれな店という感じです。

料理はパスタ、インド、日本食的なもの、サラダとデリらしく食べやすいものが、彩豊かに並んでいます。見ているだけでも美味しそう。
ただし、一般的には1ポンド(約450g)8ドル前後の店が多いのに対して、この店は何と12ドルもします。
スープを買うと、小さなバゲットをもらえます。
料理は香りも良いし、美味しいです。満足感は値段のプレミアム(50%)以上のものがあると思います。
並んでいなければ、もっと通うのですが。

至福度:85点
混雑度:昼は15~20分待ち
公式HP:Dishes to go

2009年6月2日火曜日

おくりびと(Departures)のアメリカでの反応

アカデミー外国語映画賞に選ばれるのをテレビ生中継を見て以来、NY封切を待っていました。トライベッカ映画祭のチケットは売り切れで行けず、一般公開された金曜日に観てきました。

楽しませてもらったのですが、アメリカ新聞のレビューはひいき目に言って賛否両論。提灯持ち記事を差し引くとマイナスが目立ちます。

地元のNY Timesが一番辛辣なので紹介すると
・筋がベタで見え見え
・だから映画が長すぎに感じる
・時間の無駄

関係の方には読むに堪えない評価なのですが、なぜこのような評価になってしまうのか考えてみました。
昨今のアメリカのドラマでは、ストーリーが意表を突くよう練りに練られたものが人気です。
視聴者の直観を裏切るような絶妙なストーリー展開を練り上げた心理サスペンスの「The Mentalist」はドラマ視聴率トップの人気だし(ちなみに、お勧め!)、人気が一時下火だった「24」はシーズン7になり、意外な展開の脚本で人気復活を遂げています。
この評者は、そうした最近の傾向である、ベタな展開とは真逆で、刺激溢れるものが格好良いと思い、それ以外はつまらないと思っているのではないかと思いました。

この評者は他の作品にも結構辛辣なのですが、滝田監督のピンク映画監督時代を前振りに、その後何とかこの程度のものを作ることが出来たと、自分の悪評価の正当化に使わんとしているところが、当時の経験が今の肥しになっていると言うご本人の説明を知らない読者に、自分の意見への同義的同調を促しているようでアンフェアな印象です。

実際の劇場では、後ろのアメリカ人のご婦人は、時折泣きそうになり鼻をすすっていたのですが、お父さんが石を握っていることを察した瞬間(僕と同じタイミングでした)から、堰を切ったように思い切りむせび泣いていましたよ。
アメリカ人にも、しっかり伝わっていました。
英語字幕も読んでいましたが、訳出上の無理を全く感じさせない、とてもわかり易い適切な訳だったと思います。
ちなみに英語タイトルの"Departures"ですが、納棺師が扱う「死」が表面的な意味ですが、裏に大悟が都会暮らしのチェリストからdepartして(脱して)、田舎の納棺師としての仕事を見出していく意味でのdepartureと、二重の意味が込められている名訳と思います。「おくりびと」の直接的なイメージからは遠いかもしれませんが・・・
(departとかdepartureは、「ある所から離れる」といった概念の言葉で、日本語の熟語の「出発」より幅広い意味を持っています。)

私も自分の父が亡くなった時、葬儀業者の方々の手際の良さ、遺族への配慮、納棺の丁寧さに感謝の気持ちを覚えたことを思い出し、母親はこの映画を観たのかな、とかしみじみとしたのでした。
おくりびと関係者の方々、ありがとうございました。

2009年6月1日月曜日

Max Brennerのチョコレート・ドリンク


East Village、Union Squareにある、ハゲ頭のチョコレート(Chocolate by the bold man)ショップ、カフェ・レストランです。

チョコフォンデュ、チョコピザなど、いろいろなメニューがありますが、歩き疲れたら、補給にここのChoctail(ChocoとCocktailの合成語?お酒は入っていません)をお試しを。

Eighties (80's) Milkshake($7.75)のスムースな甘いチョコレート味は、一度飲み始めると、良心がこれを全部飲んだらいけない、と思っていたとしても止まりません。
美味しい=やばい、と若い人は言うそうですが、おじさんにとっても、これは、「相当ヤバイ」飲み物です。
メニューの一番上のChocolate Granita($6.75)より、こっちが美味しいですから。

まだ食べていませんが、チョコレート関係以外の普通のメニューも豊富で、かつプレゼンテーションが非常に魅力的です。

至福度:100点→甘さに後悔して80点→100点
混雑度:0~5分待ち。夜中まで混雑
公式HP:営業時間など

Bouchon Bakeryのサンドイッチ、デザート

コロンバス・サークル(セントラルパークの西南角)のタイムワーナー・センターにあるBouchon Cafeのサンドイッチは高いですが、美味しいと思います。
和牛コーンビーフサンド($10)、ハム・チーズサンド($7)を何度となく食べているのですが、良い材料と、そのコンビネーションにいつも至福を覚えます。

また、$2.75のマカロンもしっとりして一味違う美味です。

カフェでウェイターに給仕してもらって食べるほかに、隣のベーカリーで買って持ち帰ることも可能です。真後ろのパブリックスペースでも食べられるし、セントラルパークに持って出るという手もあります。

ベーカーリーで買うときに暖めてもらうと平気で5分10分待たされたりするのと(その代わりフレッシュなのが出てきます)、たまにパンを焼かれすぎて固めになったりすることもありますが、それでも美味しい。
お勧めです。

経営は上の階のNY最高峰レストランPer Seと同じだそうです。なるほど。

至福度:100点
混雑度:5~20分待ち
公式HP: Bouchon Bakery

Bouley Upstairsのブランチ

10ドルでは帰ってこれませんが、メニューが10ドル台ぎりぎりということで。トライベッカの有名フレンチレストランのカジュアルバージョンといったところです。珍しくオープンキッチンで(狭いから?)、いかにも美味しいものを食べさせる雰囲気を醸し出しています。
Bouley Burger($12)は材料が良いので、バーガーでもレアかミディアム・レアがお勧めです。ガッツリ食べたければ、付け合せにポテト($6)、ベーコンなどがつけられます。アメリカンな量なので、二人で1つで良いと思います。Mushroom Omletなど、卵系も美味しい。予約が取れないので、早めこの近辺にいる時に行くのがベストです。
また、こちらは、デザートも非常に美味しいのです。マカロンやフルーツのタルト、オペラ(チョコレートケーキ)もレベルが高いです。
極端に高くありませんが、ヤング・プロフェッショナル、NY駐在のヨーロッパ人といったハイソな感じの人が多いです。本店の夜と違って、みなプライベートでのんびりしています。

至福度:100点
混雑度:並んでいたら覚悟
公式HP:Restaurantsから辿って下さい

2009年5月27日水曜日

American Idol決勝曲No Boundaries和訳



あまりに現地の人が話題にするので、初めてAmerican Idol(アメリカン アイドル)なるモンスター番組を見ました。あまりのレベルの高さに思わず決勝まで見入ってしまいました。決勝は前評判の高かったAdam Lambertとダークホースと言われたKris Allenの一騎打ちとなり、視聴者投票によりKrisが優勝しました。
最終決戦で二人は同じNo Boundariesという審査員の一人が作詞した曲を歌ったのですが、良い曲だったので、紹介を兼ねて歌詞を日本語にしてみました。
夢を追い求めてきたことを後悔し、挫折しそうになるのを、愛する人から励まされ、また挑戦していく、という人生を歌った曲です。Krisを含めたAmerican Idol挑戦者のことを歌っているのかもしれませんが、スポーツや学問にも当てはまり、何であっても夢に向かって頑張っている人たちに希望を与える曲なのではないかと思います。奥さんに支えられながら、何度もポンサクレック選手と対戦して王者の座をつかんだ、ボクシングの内藤選手を思い出しました。
<英語歌詞>

Seconds, hours, so many days
You know what you want but how long can you wait
Every moment lasts forever
If you feel you've lost your way

What if your chances are already gone
Started believing that I could be wrong
But you give me one good reasonto fight and never walk away
So here I am still holding on
-- 1 -----------------
Every step you climb another mountain
Every breath it's harder to believe
You'll make it through the pain
Weather the hurricane
to get to that one thing
When you think the road is going nowhere
Just when you've almost gave up on your dreams
Then take it by the hand and show you that you can
----------------------
There are no boundaries
There are no boundaries

I'm faulting to stand on the edge
What is today is as good as again
Don't know what the future is heading
Nothing gonna bring me down

I've jumped every bridge and I've heard every lie
I've risked being safe but I always knew why
I always knew why
So hear I am still holding on
-- Repeat 1 -----------
You can go higher
You can go deeper
There are no boundaries
Above and beneath you
Break every rules cuz there's nothing between you and your dreams

Every step you climb another mountain
Every breath it's harder to believe
Yeah
There are no boundaries
There are no boundaries

Every step you climb another mountain
Every breath it's harder to believe
You'll make it through the pain
Weather the hurricane

There are no boundaries
There are no boundaries
There are no boundaries
(終)

英語は言い表したい意味を、単語を並べて囲んでいく言語なので、単語だけでなく文章であっても、意味がひとつとは限らず、二重や三重の意味を持たせたりすることがあり、そのような文章が称賛されます。なので、この訳も歌詞の持つ意味の一面を、なるべく主観で意訳せずに、フレーバーを残すように直訳風に訳したものとご理解下さい。人によって思い方も違うと思いますし、より良い訳語もあるかもしれませんが、それぞれの訳で楽しんで頂ければ。

<歌詞の和訳>
何分、何時間、何日が過ぎただろう
夢に向かって頑張ってきたが、いつまで続くのだろう
歩むべき道を誤っていたのではないかと、
時間が止まったように長く感じられる

もうチャンスは訪れないのではないかと思ってみたり、
自分が間違っていたのではないかと後悔し始めてしまうでも、
逃げ出さずに、戦い続けていく理由を、君が思い出させてくれる
だから、僕は今こうして頑張っている。

一歩一歩、またもう一つ山を越えていく時のように
呼吸するたびに不安は強くなる
でも、君といれば苦しみを乗り越えられる
嵐が来ても過ぎ去るのを待てばいい
夢をつかむために
この道を進んでも、どうにもならないと思っても
夢を諦めようとしたその時に、君が手を取り、出来るはずと励ましてくれる。
限界なんてありはしない
限界なんてありはしない
今にもくじけそうになっても、
明日が今日と同じで、将来どうなるか分らなくても、
何も僕を止めることは出来ない。

どんな問題も乗り越え、
何度も騙されそうになり、
安定を求めずにきたけれど、
それには理由がある理由があるんだ
だから、僕は今こうして頑張っている。
(繰り返し)
極めようにも極みはなく、
深めようと思ってもきりがない
限界なんてない
上にも下にも
自分の夢のためなら、型破りでも仕方ない
(繰り返し)

<訳注、訳しながら思ったこと>
比喩が出てきます
Mountain 困難(明らかなので、訳は山のままにしています)
Bridge 問題(歌詞的にパラレルな関係にある
Mountain(山)にあるBridge=吊り橋のイメージ)

韻を踏んでいるところDays, Wait Mountain, pain, hurricanelie, why
意味より韻が優先されますので、普通意味は直訳出来るとは限りません。
ただ、mountainのところは音だけではなく、全部困難や苦労の比喩で、そこも連なっているのが素晴らしい。
No Boundaries(限界なんてない)とは彼女が言ったのでしょうね。
You can go higher以下も彼女の言葉とも取れますが、彼が持論を歌っているとも言えます。
Every breath it's harder to believeは、最後がbreatheにも聞こえます。一呼吸するたびに辛くなる、ということで意味も通じますが、ここでは、ネットで拾った英語歌詞をそのままパクらせてもらっています。(その後ビデオで口に注目したところbelieveと歌っている模様)

No Boundariesを含めアメ・アイの曲はiTuneストアで買えます。ビデオもありますが、短くカットされています。Youtubeにも今のところあります。
Adam Lambertが歌ったNo BoundariesもiTuneストアやYoutubeで見れますが、聞き比べてみると面白いです。僕はこの曲にはKrisが合っているし、良いと思います。Krisが勝つかもしれないと、これを聞いて思いました。

勝敗の分析については、3位のDanny Gokeyの票がKrisに流れたという分析などが報道されていますが、ある白人の教養のある人と話した時に、歌の巧拙は別として、Adamはロスやニューヨークのような都会ではアピールしていると思うけれど、同性愛者の噂だったり、まだまだ大多数の白人保守層からは眉唾に思われてしまうのではないかと言っていました。

2009年4月13日月曜日

iPod+Nikeでセントラルパーク


フルマラソンを目指してジョギングを始めて2年半ずっとお世話になってきたのが、iPod Nanoに装着することで、ジョギングの距離・時間を自動計測することが出来るiPod+Nikeスポーツキットです。
仕組みは靴に仕掛けるセンサーで加速度や歩数を計測して距離や時間からスピードを計算しているようです。
2年半使い続けても優れていると関心するのは、
・距離の計測が十分正確である。
・計測結果をiTunesが自動的にNikeのサイトに送信するため手間が掛からない。
・価格が安い
ことです。
精度については若干個体差やクセがあり、センサーが電池切れで2代目になりましたが、交換した直後から10%くらい距離がオーバーするようになりました。距離の分かるところで調整したところ、正確に戻りました。
セントラルパークの1周はほぼ6マイル=9.6kmなのですが、ここ2回の計測結果は9.63km、9.70kmと誤差が100m(誤差1%)に収まっています。
また、早めに走ると距離が若干長めに出るクセがあるようですが、管理ソフトなどへの再入力といった手間がないので、個人的には気にならないレベルです。
この記録はNikeのサイトだけではなく、外部でも利用可能なのですが、例えばjognoteというジョギングのSNSでは、この記録をiPodから直接読み込ませる機能があり、読み込ませるとjognoteなりのグラフが出てきます。

Nikeの靴だけでなく、自分の好きな靴に装着することも可能で、僕はアシックスの靴につけて走っています。

2009年3月6日金曜日

Tassimoのコーヒー


いろいろコーヒー豆、その場で焙煎してくれるお店、道具などに凝ってきました。コーヒー豆の酸化が早いので、スタバやタリーズに勝てるのは豆を買って3日という現実にぶち当たっては、自分で淹れる習慣から遠ざかり、また数か月経つとトライし始めということを繰り返してきました。このマシンは、T-Discという気密パックのカートリッジを入れると、カートリッジに印字されたバーコードにより湯温、量をマイコン制御して毎回コンスタントにコーヒーを淹れてくれます。マシンもコンパクトだし、静かだし、水タンクには流行りのフィルターもついている凝りようです(外してもOK)。
Tassimoはスターバックスと提携したので、スターバックスのコーヒーが3種類出ていますが、これらが非常に美味しい。お店に肉薄するレベルと思います。片付けいらずで、コンスタントに美味しいコーヒーが入るので感激!エスプレッソも出来ます!スタバではありませんが、Gevaliaというブランドのエスプレッソ、カプチーノ、ラテは結構いけます。香りが良い。牛乳もカートリッジでいわゆる常温保存できる牛乳が使われています。最初は眉唾でしたが、味わってみると悪くはないです。電源スイッチが一応ありますが、ボタンを押すと待機時間ゼロで即動きだし、1分くらいで完了なので、スイッチは無くても良かったのでは、と思うほどです。なお、ラテやカプチーノはエスプレッソとミルクと2回に分けて淹れます。自分でやると面倒なミルク容器の洗浄の手間はゼロです。捨てるだけ。ココアもあるので、エスプレッソを加えてカフェ・モカにするという技もあります。
1杯当たりの値段は、スタバが80セント、カプチーノが1ドル20セントくらいです。外で飲むのにくらべれば安いものの、決して安くはないし、プラスチックのゴミがエコ的ではありませんが、楽だし、驚くほど美味しいし、ネット通販でディスクもそれなりに安く買えることもあるし(セールで25%引きもあり)、何よりコーヒーが酸化して劣化してガッカリしたり、無駄も出ないので、当分は我が家はこれでコーヒーを飲むことになりそうです。
1杯型のコーヒーマシンは、その他Keurig、Senseoなどもありますが、これらは温度や水の量は自分でコントロールしなくてはなりません。またエスプレッソが作れないという点もマイナスですが、コーヒーの種類は豊富なのと、1杯当たりのコストはTassimoよりも低いようです。
SenseoはPodと呼ばれるコーヒー豆の入った紙袋がいくつかパックになっているので、開封後に豆が酸化してしまいそう。何のために1杯づつ入れるのかメリットがわかりません。また、粉ミルクのニセ・カプチーノなら作れます。
Keurigのカートリッジは気密パックだしタリーズを含めて豆のセレクションが豊富なので、ストレートコーヒー派には良いかも。自分の豆でカートリッジを作ることが出来るのを評価する人もいますが、だったらペーパーフィルターで自分で淹れるか、まとめてコーヒーメーカーで作ってしまえばと思ってしまいます。
その他、IllyとかNestleも出していて、Single-Cup Coffee Machine戦国時代です。Tassimoが生き残ることを祈ります。楽しながらも、味まで犠牲にしたくない人にはこれが良いと思います。キーワードは酸化しないコーヒー豆と、毎回同じ温度と水量による安定した味。これが職人的なので、自分でおいしいコーヒーを淹れるのが意外に難しいのです。TassimoはそれをTディスクのバーコード制御で達成してしまいました。
Tassimoは米国食品大手のクラフト社がやっているようです。日本でいくらかなと思ったら売っていないようですね。普通のコーヒーもエスプレッソ系もどちらも上手に出来るので、一番日本向きな気がするのですが。帰国して豆がないとすると、今から残念です。

2009年2月21日土曜日

Lombardi's Pizza

マンハッタン随一とも言われるPizza屋。
土曜日の夜6時に到着すると店に入りきれないほど人が待っていて25分待ちと言われたものの、大勢の団体が多かったのか我々二人は15分で呼ばれ着席出来ました。
ハウスサラダと白ピザ(リコッタが敷き詰めてある)を注文。
ナポリ風のピザの店なので、薄いクラストを高熱で短時間焼いて出てきたピザはクラストの底がパリッとして、チーズとクラストの間は細かく刻まれたバジルとオリーブオイルが塗ってあるようで良い香り。
店内を見渡すと4人のグループは2枚のうち、1枚はこの有名な白ピザを注文しているように見受けられました。

回転が早いだけにサラダの野菜が新鮮で、ボリュームも多く軽くなら4人でも1つで十分な量。若干塩素っぽい臭いがしたのが残念。

次は普通のトマトソースのピザを食べに、また出掛けたいと思います。

2009年2月16日月曜日

Jean Georges

NYレストランで長年に亘りベストフレンチ、ミシュラン3星、さまざまなタイトルに輝き続けるJean Georgesに行ってきました。

3コースPrix Fixe(デザート別)、名物料理テイスティングメニュー(6コース+デザート)、季節メニュー(6コース+デザート)と3グループから選べるのですが、素材などに惹かれ、季節メニュー(Winter Menu)を選択。合わせてワインペアリングを注文しました。

日本食ブームもあり、最近のフレンチのメニューには和食にインスパイアされたものが目立つのですが、ここJean Georgeもそうでした。
時折Jean Georges Vongerichtenご本人がダイニングホールを見守りに来る中、運ばれてくる料理は、どれも満足でした。いろいろなワインが味わえるペアリングは、40ページもあり高価なワインが並ぶ中から選びきれない人には「おまかせ」出来るし料理別にいろいろ味わえてお勧めです。

【Winter Menu】
1.Egg Toast, Caviar and Dill
卵とキャビアの塩辛さが美味しい。ペアリングワインは何と甘口の日本酒でしたが、これも確かに良く合ってビックリ。
2.Kanpachi Sashimi, Sherry Vinaigrett and Toasted Pecans
オーストリアのリースリングのスッキリした白ワインがペア
3.Nishiki Risotto with Porcini Marmelade and Five Herbs
シャブリのGrand Cruがペア
4.Crispy Black Bass, Roasted Brussel Sprouts and Spiced Apple Jus
スペインの白ワインがペア
5.Maine Lobster and Potato Gnocchi, Smoked Butter and Pickled Chilies
ロゼのシャンパンがペア
6.Roasted Venison, Quince-Madeira Condiment, Broccoli Raab and Cabrales Foam
オーストラリアのShirazの赤。美味しかった。
7.Dessert二人でカラメル系とチョコレート系をそれぞれ注文。
1皿に4種類の他、チョコレートと自家製のマシュマロの切り分けが付いてきて、完全にお腹一杯になりました。デザートにも干しぶどうなみの甘さのデザートワインがペアリング。最後はエスプレッソ、カプチーノで締め。

サービスはフレンドリーで、質問にも気軽に答えてくれ良い感じ。内装はモダンなので、クラシックでゴージャスなお店に比べるとカジュアルな感じ。さらにカジュアルなラウンジもあり。