2009年6月22日月曜日

Shake Shackのバーガー、チーズポテト(フライ)


フラット・アイロンが見下ろすマディソン・スクエア・パーク(23rd & 5th Ave)に、バーガーやシェークのスタンド、Shake Shackがあります。
NYのランキングのバーガーは結構食べましたが(※)、レストランのバーガーを除いたファーストフードでは、ここが一番満足度が高いのでご紹介します。

バーガーは肉の質も良いし、バンズがポテトを織り込んだみずみずしくモチモチのパンで、手に持った時から美味しそうです。

また、ここのポテトは、波打った形状に切られ、良く揚がっていて、冷めてもサクサク感があります。さらにとろけたチーズをかけたチーズ・フライ(3.5ドル)が美味しいのでお勧めです。

天気の良い公園での、バーガーとチーズ・フライは最高です。
ほぼ通年行列がすごいのが残念。
なお、アッパーウェストの77丁目コロンバス(8 Ave)に店舗型の店と、元シェイ・スタジアムの現シティー・フィールドにもお店があります。

至福度:95点
混雑度:30~80分(行列覚悟)
公式HP:Shack Shack

(※)ここでご紹介しなかったファーストフード・バーガーショップ例:Burger Joint(56th bet 7&8 Ave, Dumont Burger(Brooklyn), Five Guys, Goodburger, 他全国チェーン系

Zabar'sのサーモン+H&Hのベーグル


アッパーウェスト(80th & Broadway)にあるNY老舗のグルメスーパーZabar'sには、入店するとチーズ、さまざまな惣菜、生パスタ、パンが並んでいます。2Fには豊富なキッチン用具売り場もあります。そうした中でお勧めなのが、量り売りのスモーク・サーモンです。
偶然80thのとなりにベーグルの名店H&Hもあるため、我々はZabar'sでサーモンを買い、H&Hでベーグルを買って、Zabar's併設のCafeか、少し歩いた公園で、自宅から持って行くクリームチーズとケーパー等を挟んで食べています。
サーモンは1ポンド24ドルくらいですが、1/4ポンドで5スライス。割り切れないので、二人分4スライス頼んで6ドル弱くらい。
H&Hのベーグルはベーグルにしては高い(1.6ドル)ですが、美味しいと思います。二つに割るプラスチックのナイフはここでもらえます。
クリームチーズなどは持っていかなくてもZabar'sでも入手可能ですし、H&Hでも1人用が65セントで売っています(パックのサーモンも一応ありますが、H&Hで買う意味はありません)。サーモンの脂っこさ、塩加減が素晴らしく、淡泊なベーグルの自然な香りと非常にマッチしたNY人気の2店を掛け合わせた極上のサーモンベーグルの完成です。
(1人分ベーグル+サーモンで約5ドル)

至福度:100点
混雑度:5~10分(Zabar's)、1分(H&H Bagel)
公式HP:Zaber's HP
公式HP:H&H Bagels HP

2009年6月5日金曜日

Pinkberry, Red Mangoのフローズン・ヨーグルト

どちらも韓国系の企業だそうですが、店内は白を基調にしたモダンなデザインで、ピンクベリーはAlessiのデザイン雑貨が置かれています。

2店のベーシックなメニューの味比べると、Pinkberryの方が酸味があり、Red Mangoはやや乳製品的な香りが残っています。
個人的に病み付き度はPinkberryが上と思います。なので、以下はPinkberryの話。

メニューは、オリジナル、ザクロ、抹茶の3種類あり、サイズが、S、M、Lの3つ。ザクロは去年なかったので、入れ替わりもあるようです。
これに、トッピングを乗せるのがパターンです(プレーンでも買えます)。
トッピングは、フルーツ系と菓子系とありますが、お勧めはフルーツ、中でもイチゴとの相性は抜群と思います。
残念ながら、季節や仕入れのばらつきがあるのですが、フレッシュで甘いイチゴに当たった時はまさに至福!

オーダーの仕方は、最近はフローズンヨーグルトの味とサイズを注文し名前を言うと、順番が来たら名前を呼ばれ、トッピングを指定するようになりました。

トッピング例
フルーツ:イチゴ、マンゴー、キウィ、パイナップル、ブルーベリー、ブラックベリー、チェリーなどがあります。
菓子系:削りチョコ、シリアル、ナッツ類

子供の頃にカルピスが大好きでしたが、甘さと微妙な酸味により、飲み終わっても、またもう1杯飲みたくなる。そんな感じでしょうか。食べ終わっても、もう一口食べたくなる絶妙な味です。

ただ、Sで税込6ドル、Lでも10ドル程度ですが、デザートにしては、値段が若干高い気もします。Lを二人で分けると経済的ですが、トッピングが若干寂しいかも。

至福度:90点
混雑度:0~5分
公式HP:Pinkberry

2009年6月4日木曜日

おしゃれなグルメデリDishes

昼にやけに大勢並んでいる人気店です。
韓国系が多いマンハッタンのデリですが、ここは内装にもこだわり、おしゃれな店という感じです。

料理はパスタ、インド、日本食的なもの、サラダとデリらしく食べやすいものが、彩豊かに並んでいます。見ているだけでも美味しそう。
ただし、一般的には1ポンド(約450g)8ドル前後の店が多いのに対して、この店は何と12ドルもします。
スープを買うと、小さなバゲットをもらえます。
料理は香りも良いし、美味しいです。満足感は値段のプレミアム(50%)以上のものがあると思います。
並んでいなければ、もっと通うのですが。

至福度:85点
混雑度:昼は15~20分待ち
公式HP:Dishes to go

2009年6月2日火曜日

おくりびと(Departures)のアメリカでの反応

アカデミー外国語映画賞に選ばれるのをテレビ生中継を見て以来、NY封切を待っていました。トライベッカ映画祭のチケットは売り切れで行けず、一般公開された金曜日に観てきました。

楽しませてもらったのですが、アメリカ新聞のレビューはひいき目に言って賛否両論。提灯持ち記事を差し引くとマイナスが目立ちます。

地元のNY Timesが一番辛辣なので紹介すると
・筋がベタで見え見え
・だから映画が長すぎに感じる
・時間の無駄

関係の方には読むに堪えない評価なのですが、なぜこのような評価になってしまうのか考えてみました。
昨今のアメリカのドラマでは、ストーリーが意表を突くよう練りに練られたものが人気です。
視聴者の直観を裏切るような絶妙なストーリー展開を練り上げた心理サスペンスの「The Mentalist」はドラマ視聴率トップの人気だし(ちなみに、お勧め!)、人気が一時下火だった「24」はシーズン7になり、意外な展開の脚本で人気復活を遂げています。
この評者は、そうした最近の傾向である、ベタな展開とは真逆で、刺激溢れるものが格好良いと思い、それ以外はつまらないと思っているのではないかと思いました。

この評者は他の作品にも結構辛辣なのですが、滝田監督のピンク映画監督時代を前振りに、その後何とかこの程度のものを作ることが出来たと、自分の悪評価の正当化に使わんとしているところが、当時の経験が今の肥しになっていると言うご本人の説明を知らない読者に、自分の意見への同義的同調を促しているようでアンフェアな印象です。

実際の劇場では、後ろのアメリカ人のご婦人は、時折泣きそうになり鼻をすすっていたのですが、お父さんが石を握っていることを察した瞬間(僕と同じタイミングでした)から、堰を切ったように思い切りむせび泣いていましたよ。
アメリカ人にも、しっかり伝わっていました。
英語字幕も読んでいましたが、訳出上の無理を全く感じさせない、とてもわかり易い適切な訳だったと思います。
ちなみに英語タイトルの"Departures"ですが、納棺師が扱う「死」が表面的な意味ですが、裏に大悟が都会暮らしのチェリストからdepartして(脱して)、田舎の納棺師としての仕事を見出していく意味でのdepartureと、二重の意味が込められている名訳と思います。「おくりびと」の直接的なイメージからは遠いかもしれませんが・・・
(departとかdepartureは、「ある所から離れる」といった概念の言葉で、日本語の熟語の「出発」より幅広い意味を持っています。)

私も自分の父が亡くなった時、葬儀業者の方々の手際の良さ、遺族への配慮、納棺の丁寧さに感謝の気持ちを覚えたことを思い出し、母親はこの映画を観たのかな、とかしみじみとしたのでした。
おくりびと関係者の方々、ありがとうございました。

2009年6月1日月曜日

Max Brennerのチョコレート・ドリンク


East Village、Union Squareにある、ハゲ頭のチョコレート(Chocolate by the bold man)ショップ、カフェ・レストランです。

チョコフォンデュ、チョコピザなど、いろいろなメニューがありますが、歩き疲れたら、補給にここのChoctail(ChocoとCocktailの合成語?お酒は入っていません)をお試しを。

Eighties (80's) Milkshake($7.75)のスムースな甘いチョコレート味は、一度飲み始めると、良心がこれを全部飲んだらいけない、と思っていたとしても止まりません。
美味しい=やばい、と若い人は言うそうですが、おじさんにとっても、これは、「相当ヤバイ」飲み物です。
メニューの一番上のChocolate Granita($6.75)より、こっちが美味しいですから。

まだ食べていませんが、チョコレート関係以外の普通のメニューも豊富で、かつプレゼンテーションが非常に魅力的です。

至福度:100点→甘さに後悔して80点→100点
混雑度:0~5分待ち。夜中まで混雑
公式HP:営業時間など

Bouchon Bakeryのサンドイッチ、デザート

コロンバス・サークル(セントラルパークの西南角)のタイムワーナー・センターにあるBouchon Cafeのサンドイッチは高いですが、美味しいと思います。
和牛コーンビーフサンド($10)、ハム・チーズサンド($7)を何度となく食べているのですが、良い材料と、そのコンビネーションにいつも至福を覚えます。

また、$2.75のマカロンもしっとりして一味違う美味です。

カフェでウェイターに給仕してもらって食べるほかに、隣のベーカリーで買って持ち帰ることも可能です。真後ろのパブリックスペースでも食べられるし、セントラルパークに持って出るという手もあります。

ベーカーリーで買うときに暖めてもらうと平気で5分10分待たされたりするのと(その代わりフレッシュなのが出てきます)、たまにパンを焼かれすぎて固めになったりすることもありますが、それでも美味しい。
お勧めです。

経営は上の階のNY最高峰レストランPer Seと同じだそうです。なるほど。

至福度:100点
混雑度:5~20分待ち
公式HP: Bouchon Bakery

Bouley Upstairsのブランチ

10ドルでは帰ってこれませんが、メニューが10ドル台ぎりぎりということで。トライベッカの有名フレンチレストランのカジュアルバージョンといったところです。珍しくオープンキッチンで(狭いから?)、いかにも美味しいものを食べさせる雰囲気を醸し出しています。
Bouley Burger($12)は材料が良いので、バーガーでもレアかミディアム・レアがお勧めです。ガッツリ食べたければ、付け合せにポテト($6)、ベーコンなどがつけられます。アメリカンな量なので、二人で1つで良いと思います。Mushroom Omletなど、卵系も美味しい。予約が取れないので、早めこの近辺にいる時に行くのがベストです。
また、こちらは、デザートも非常に美味しいのです。マカロンやフルーツのタルト、オペラ(チョコレートケーキ)もレベルが高いです。
極端に高くありませんが、ヤング・プロフェッショナル、NY駐在のヨーロッパ人といったハイソな感じの人が多いです。本店の夜と違って、みなプライベートでのんびりしています。

至福度:100点
混雑度:並んでいたら覚悟
公式HP:Restaurantsから辿って下さい