2009年3月6日金曜日

Tassimoのコーヒー


いろいろコーヒー豆、その場で焙煎してくれるお店、道具などに凝ってきました。コーヒー豆の酸化が早いので、スタバやタリーズに勝てるのは豆を買って3日という現実にぶち当たっては、自分で淹れる習慣から遠ざかり、また数か月経つとトライし始めということを繰り返してきました。このマシンは、T-Discという気密パックのカートリッジを入れると、カートリッジに印字されたバーコードにより湯温、量をマイコン制御して毎回コンスタントにコーヒーを淹れてくれます。マシンもコンパクトだし、静かだし、水タンクには流行りのフィルターもついている凝りようです(外してもOK)。
Tassimoはスターバックスと提携したので、スターバックスのコーヒーが3種類出ていますが、これらが非常に美味しい。お店に肉薄するレベルと思います。片付けいらずで、コンスタントに美味しいコーヒーが入るので感激!エスプレッソも出来ます!スタバではありませんが、Gevaliaというブランドのエスプレッソ、カプチーノ、ラテは結構いけます。香りが良い。牛乳もカートリッジでいわゆる常温保存できる牛乳が使われています。最初は眉唾でしたが、味わってみると悪くはないです。電源スイッチが一応ありますが、ボタンを押すと待機時間ゼロで即動きだし、1分くらいで完了なので、スイッチは無くても良かったのでは、と思うほどです。なお、ラテやカプチーノはエスプレッソとミルクと2回に分けて淹れます。自分でやると面倒なミルク容器の洗浄の手間はゼロです。捨てるだけ。ココアもあるので、エスプレッソを加えてカフェ・モカにするという技もあります。
1杯当たりの値段は、スタバが80セント、カプチーノが1ドル20セントくらいです。外で飲むのにくらべれば安いものの、決して安くはないし、プラスチックのゴミがエコ的ではありませんが、楽だし、驚くほど美味しいし、ネット通販でディスクもそれなりに安く買えることもあるし(セールで25%引きもあり)、何よりコーヒーが酸化して劣化してガッカリしたり、無駄も出ないので、当分は我が家はこれでコーヒーを飲むことになりそうです。
1杯型のコーヒーマシンは、その他Keurig、Senseoなどもありますが、これらは温度や水の量は自分でコントロールしなくてはなりません。またエスプレッソが作れないという点もマイナスですが、コーヒーの種類は豊富なのと、1杯当たりのコストはTassimoよりも低いようです。
SenseoはPodと呼ばれるコーヒー豆の入った紙袋がいくつかパックになっているので、開封後に豆が酸化してしまいそう。何のために1杯づつ入れるのかメリットがわかりません。また、粉ミルクのニセ・カプチーノなら作れます。
Keurigのカートリッジは気密パックだしタリーズを含めて豆のセレクションが豊富なので、ストレートコーヒー派には良いかも。自分の豆でカートリッジを作ることが出来るのを評価する人もいますが、だったらペーパーフィルターで自分で淹れるか、まとめてコーヒーメーカーで作ってしまえばと思ってしまいます。
その他、IllyとかNestleも出していて、Single-Cup Coffee Machine戦国時代です。Tassimoが生き残ることを祈ります。楽しながらも、味まで犠牲にしたくない人にはこれが良いと思います。キーワードは酸化しないコーヒー豆と、毎回同じ温度と水量による安定した味。これが職人的なので、自分でおいしいコーヒーを淹れるのが意外に難しいのです。TassimoはそれをTディスクのバーコード制御で達成してしまいました。
Tassimoは米国食品大手のクラフト社がやっているようです。日本でいくらかなと思ったら売っていないようですね。普通のコーヒーもエスプレッソ系もどちらも上手に出来るので、一番日本向きな気がするのですが。帰国して豆がないとすると、今から残念です。